みなさんこんにちは。
オーストラリアのファーム歴3年のJonyとAi（@10to1_travel）です。
今回はオーストラリアのファームでよく耳にする、『悪徳ファーム』について書いていきます。
この記事を読んでいる人は
今からファームを探すけど、悪徳ファームに会いたくない。お金も時間もロスするし、何より気分が悪い！
こう言う人だと思います。
本記事の内容
悪徳ファームとは？
悪徳ファームの仕組みと手口
悪徳ファームに引っかからないようにするには？→別記事
ファームを探す際のおすすめサイト
この４つの項目をお話します。
私たちが２年間働いてきた中で実際に悪徳ファームを見たことはありません。
ですが、最初はファームを探して悪徳ファームに当たったらどうしようと心配したのを覚えています。
ずっと働いてきて、普通のファームの仕組みが分かってきました。
それはイコール悪徳ファームはどこを狙うのかが分かってきました。
この記事の後編は以下になりますので合わせて読んで見てください。
みなさんこんにちは。 オーストラリアのファーム歴3年のJonyとAi（@10to1_travel）です。 さて、前回の記事で悪徳ファームの仕組みや手口を紹介しました。 今回はその続編で、悪徳ファームの見破り方や騙されない方法を紹介します[…]
オーストラリアの悪徳ファームとは？
悪徳ファームとは、ファームに来るワーホリ生を餌にして不当にお金を取る悪いファームのことです。
オーストラリアのファームにはセカンドビザ 目的で色んな国の人がきます。
需要は尽きません。
そこを狙って都合の良い話をして、ひっかかったワーホリ生からお金を巻き上げると言う悪業です。
ただ、ここで注意しなければいけないのは
結論：悪いのはファームではなく、コントラクターやスーパーバイザー
です
つまり、『悪徳ファーム』ではなく、
正確にはファームで働いている『悪徳コントラクター、スーパーバイザー』っと言うわけです。
悪徳ファーム
悪徳コントラクター、スーパーバイザー
悪徳ファームと言う言葉が染み付いているためこう言う表現になっていますが、
決して全てのファームが悪いわけではありません。
そこに人を送っている人間が悪いのです。
ファームのコントラクターとスーパーバイザーって？
それではコントラクターとスーパーバイザーについて説明していきます。
コントラクター
コントラクターはファームとバックパッカーなどを繋いでファームに人員を斡旋している人です。
そして紹介する度にファームやバッパーなどから紹介料をもらうシステムも定番でしょう。
彼らはファームに人を流すためにいろいろなファームに出向き、コネを作るのも仕事の一つです。
そして自分の人員に支払われる給料をファームから受け取りそれを渡すのも仕事です。
つまり、ファームと人員とのパイプ役のようなものですね。
基本的に本人はファームでは働きません。
主な仕事
ワーカーの確保
ファームとのコネクト
宿や仕事の提供
給料の管理
ビザなどの書類の管理
スーパーバイザー
スーパーバイザーは言わばコントラクターのマネージャーの様な存在です。助手ですね。
その他にもファームで言うと、ボスとファーマーの間のリーダーの様な存在で、
言うなれば社長、店長、バイトの店長の位置かバイトリーダーっと言ったとこでしょう。
スーパーバイザーの仕事はボスやコントラクターのお手伝いです。
主な仕事
ワーカーの管理
ファームの手伝い、指導
コントラクターの手伝い
バッパーや車などの管理
オーストラリアの悪徳ファームの仕組みと手口
上記でも説明しましたが、用語が分かりやすい為この記事内では『悪徳ファーム』と記載します。
まず仕組みを説明します。
悪徳ファームの仕組み
１ ワーカーの募集
２ ファームで働かせる
３ ファーム側がコントラクターにその週の全員分の給料を支払う
４ 給料をワーカーに支払う
５ バックパッカーやシェアハウス、送迎の車を所持しているならその家賃もワーカーから回収
６ 働いた分のペイスリップなどセカンドビザに必要な書類を作成し、ワーカーに付与
コントラクターはまずネットや掲示板などでワーカーの募集をします。
そこに来たワーカーに仕事を与え、そこから家賃や送迎費などを回収し、自分の給料にします。
悪徳ファームの手口
みなさんが気になているのはここでしょう。
手口はいくつか考えられるのでリストで見てみましょう。
手口リスト
紹介料で稼ぐ
紹介料からくすねる
車の送迎費で稼ぐ
バッパーやシェアハウスなどのレント（家賃）で稼ぐ
ワーカーの給料から少しづつくすねる
ワーカーのアワリー（時給）から少しづつくすねる
紹介料で稼ぐ
これはコントラクターがファームにワーカーを紹介すると、ファーム側からマージンが出る紹介料のことです。
ファームは人手がほしいので紹介してもらう為にこれを設定している所が多いです。
これ自体は日本にもよくあるので特に悪い手口ではないのですね。
マージンはファームにもよりますがだいたい1人$50〜$100でしょう。
問題は次です。
紹介料からくすねる
上記のシステムをコントラクターはワーカーにも科しています。
つまりワーカーが自分の友達やネットで募った人をコントラクターに紹介すると紹介料がもらえる様にしてるんですが、ここでコントラクターは紹介料を少し下げて支払っている可能性があります。
どう言うことかと言うと、ワーカーに払う紹介料を少し下げて、ファームからその人に支払われる紹介料をくすねる方法です。
→ファームからコントラクターへ$100
→コントラクターからワーカーへ$70
$30の儲け♪
っと言うことです。
ワーカーはコントラクターが全てなのでファームからいくら支払われているか本当のことは知りません。
それを良いことにパイプ間でくすねるんですね。
車の送迎費で稼ぐ
オーストラリアのファームでは家からファームまでの車の送迎システムがあります。
これは車を持ってない人をファームまで運び、その間の“ガソリン代”を請求するシステムです。
コントラクターによってはいくつか車を所持している人がいます。
送迎費は地域や州、ファームやその乗せる車の持ち主によりますがだいたい１日$5〜$7です。
車1台の週のガソリン代がだいたい$60〜$100ほどでしょうか？なので５人乗りの車に５人乗せると
５人×$7＝$35/１日 なので$35×週5＝$175 つまり$175ー$100（ガソリン代）＝75儲け♪
これも特に悪いことではないんですが、$8$とか$10とか言ってき出したら疑うか拒否して良いと思います。
バッパーやシェアハウスなどのレント（家賃）で稼ぐ
これも上記とほぼ同じですね。
自分が斡旋しているバッパー（バックパッカー）やシェアハウスのレント（家賃）で稼ぐ方法です。
レントはピンキリで、僕たちが住んでいたシェアハウスはオウンルーム（2人で）週$110でした。
バッパー、シェアハウスも人が多ければ多いほどレントが入ってきますし宣伝にもなるのでコントラクターに紹介料を渡している所もあります。
ちなみにバッパーによっては８人ドミトリーで週$200/1人 なんてとこもあります。
その部屋一つから週$1,600入ってきます。
その一部をコントラクターに渡している所もあるみたいですね。
ワーカーの給料から少しづつくすねる
これはかなりタチが悪いですね。
そのまんまです。
ファームから渡された給料から1人ずつくすねる方法です。
理由はチャージとかタックス（消費税）とか適当に言って。
値段までは分かりませんが、タックス分ほどをくすねるにしてもイカツイ額ですね。
ワーカーのアワリー（時給）から少しづつくすねる
これが一番イカツイかもしれません笑
オーストラリアのアワリー（時給）の最低賃金はなぜかサイトなどによっていろいろ違うんですがだいたい$19,49〜$23,66や$24,36とびっくりするくらい高いです。
日本で言うと時給1500円〜2000円ぐらい。
すごいですよね。
ただファームでのだいたいの平均アワリーは$15〜$20前後。
まあオーストラリアの日本食レストランと同じくらいってとこです。
ブラックですね笑
そして悪徳コントラクターはこの差額を狙います。
アワリーが$15だったとして、１０人が１日５時間/週５で働いたとしましょう。
しかしオーストラリアの最低賃金は$19,49、セカンドビザを配布しているファームは政府が絡んでいる為恐らくここはきちっと払っているので分かりやすくアワリーが$19として
つまり$4,750ー$3,750でなんとたった10人で週$1,000が何もしなくてもコントラクターのふところに！！
すごくないですか？
コントラクターによっては２０人も３０人も抱えている人もいるので想像しただけでもとんでもないですよね。
悪徳ファームに引っかからないようにするためには？
手口や仕組みはここまでです。
ここまで書けば悪徳ファームがワーカー欲しさにFacebookや日豪プレスに募集をかけまくっているのも分かりますよね？
だから彼らは平気で嘘を書きワーホリ生を騙しお金を取るんです。
ではどうすれば悪徳ファームを見破れるでしょう？
ただ、ここまでで記事が少し長くなってしまったので２回に分けようと思いますすいません笑
次の記事で対処法や見破り方を書くのでそちらも読んでいただけたら幸いです！
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最後にファームを探す時のおすすめのサイトを下に貼っておきますね！
オーストラリアのファームが見つかるおすすめサイト
日本人向けサイト
日本語対応のサイトです。
求人だけでなく、オーストラリアの情報や住まい、車などの販売も掲載しています。
オーストラリアの大定番サイト
オーストラリア全土で有名なサイトです。
こちらも求人、車、住まい、のほかにも色々な情報が載っていて、僕らもこのサイトはめちゃくちゃ使いました。
車もここで見つけました。
ただ、こちらは基本的に英語のみです。
まとめ
以上で悪徳ファームの仕組みと手口についての紹介は終わりです。
後半では悪徳ファームの見分け方や対処法を書いていますので、そちらも合わせて読んでみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
みなさんこんにちは。 オーストラリアのファーム歴3年のJonyとAi（@10to1_travel）です。 さて、前回の記事で悪徳ファームの仕組みや手口を紹介しました。 今回はその続編で、悪徳ファームの見破り方や騙されない方法を紹介します[…]
- 2021年7月31日
- オーストラリアのファーム
- ファーム生活, ワーキングホリデー