彼はホームレスの芸術家【メルボルンのストリート・アート】

みなさんこんにちは。

Ai (@10to1_travel)です。
ブログの訪問ありがとうございます!

本日はメルボルンの街で出会った 1人の芸術家を紹介します

オーストラリアに住んで 3年目になりますが、こんなに心が温まった出会いは初めてでした。

メルボルン ホームレスの芸術家

メルボルンのホームレス アート

メルボルンの街角のいたる所に描かれているチョークアート。
私達は彼と偶然再会することができました。

彼の名前は Darren aka $mitty (ダーレン aka スミティー)
50歳の路上で生活をしているアーティストです。

彼が直接「僕はアーティストだ」と言ったわけではありません。
ただ単に絵を描くのが好きな人なのかもしれません。

しかし私たちが受けた感覚は完全にアーティストの感性そのものでした。

彼は路上でもらったチップのお金でチョークを買います。
キャンバスは地面や落ちているゴミなど。

街全体が彼のキャンパスで、本当に素晴らしい絵を描いています。

メルボルンのアート

Q. チョークアートとは?
チョークアートとはチョークを使って絵を描くことです。
チョークは粉末の塊なので、描いた後に色を広げたり、グラデーションを作ることに長けています。
また、ウォータープルーフなので水も弾きます。
ただ色が定着しないため、手で触ると色が剥げたり手についたりするので保管が難しいです。
ですが、幅広い表現ができるのでチョークアートは綺麗な絵が多いですね。

彼との出会い

彼との出会いは驚くものでした。

街ではよく「お金をくれ!」と声をかけてくるホームレスの人を目にします。
それが悪いのではなく、それが当たり前なんです。

いつも通りメルボルンの街を歩いていると、前方に座っているホームレスの人が、道ゆく人々に何か尋ねているのが見えました。

そして私たちも声をかけられました。
そのホームレスはこう尋ねてきました。

緑のチョークを持ってないかい?

話を聞くと、緑のチョークが無くなったそうです。
見ると地面にとても素敵な絵が描かれていました。

その姿に感動しました。

多くのホームレスの人はその日の食糧を買わなければいけません。
だから普通はお金を求めるんです。

しかし彼はお金ではなく「チョーク」を求めてたんです。
絵が描きたいから。

実は彼の絵は以前から度々メルボルンの街のいたるところで目にしてました。
一度買いているところに遭遇したこともあり、その時はちょっとしたチップとスーパーで買ったサンドウィッチをお渡ししました。

彼のアートと人間性に触れる

メルボルンのアート

私たちはしばらく描いた絵を見させてもらっていました。
するといきなり発泡スチロールの切れ端に描いた作品を出して、

「この絵をあげるよ!」

と笑顔で言われて、絵をいただきました。

そのあと、何て言われたと思います?

・チップをくれないかい?
・SNSで拡散して欲しい
・これはとても価値がある絵だよ!

全く違います。

彼はとても楽しそうにその絵の説明をしてくれたんです。

・なぜここにこれが描かれているか。
・どうしてこの色を使っているか。
・この絵にどんなメッセージを込めたか。

彼が本当に絵が好きで描いているのが伝わりました。
彼の見返りは「お金」ではなく自分の絵を好きと言ってくれることなのかもしれません。

それが伝わってきた時、すごく嬉しかったです。

でもこんなに素晴らしい作品をタダでもらうわけにはいきません。

悔しいことにその時、現金の持ち合わせがあまりありませんでした。
ですがとにかく持っていたありったけのお金をお渡ししてその絵を買わせていただきました。

もちろん彼は遠慮していました。

その優しい気持ちにさらに胸を打たれました。

メルボルンのホームレス 芸術家が描いた絵

メルボルンのアート
メルボルンのアート

彼の描いた絵は繊細でとても鮮やかです。

もう一度言いますが、この絵は “黒い発泡スチロール”に描かれています。

彼からいただいた絵のテーマは「コロナで亡くなった人へのとむらい」でした。

しっかり天国に行けるように。

彼は自分の状況にも関わらず、人のことを考えてるんです。

「そう絵を描けば売れるから」ではありません。
そもそも彼は絵を売っていません。

それはまさに優しさと芸術のアートですよね。

人の心を動かすのはお金・物・見た目じゃない

メルボルンのアート

彼の本当に親切で愛や情熱を持って強く生きている姿は、とても魅力的で尊敬します。

それは充分過ぎるほど、絵からも伝わってきました。

見返りを求めない
本当に好きなことを貫き通す
他人を思う気持ち
優しさ

私達は大きな学びをいただきました。

そして彼はどんな支援でも感謝の気持ちを忘れていません。
それが言葉でも寄付でも。

ポジティブな気持ちをチョークアートを通して広めようと楽しんでいるように感じました。

人の心を動かすのは物やお金、見た目じゃない

メルボルンのホームレスの芸術家

メルボルンのアート

その人の性格、考え方、人生の全てが表現するものに映し出される。

どんなに塗り飾っても魂の部分はごまかせません。

彼に出会ったことで、私たちの旅のテーマである生きていく上で本当に大切なものを教えてもらった気がします。

価値のある芸術作品

大好きなアーティスト

彼の愛のある素晴らしいチョークアートとDarrenさんをもっと世界中の人に知ってもらいたいです!

もし彼を見かけたら、愛とサポートの気持ちを届けて欲しいと思います!!

ぜひこの投稿を拡散していただけたら嬉しいです。

実際に私達がそう思えたように、見る人を”あたたかい気持ち”にしてくれるDarren Chark Artを見て欲しいです。

ご協力いただけたら幸いです。

 Instagramのハッシュタグ #darrenakasmitty